10月27日、名古屋市内有料老人ホームで
「俳句講座」のを実施いたしました。
■講師 服部先生
本日の講座は、席題「月」と「新米」(今年米)で句作に挑戦していただきました。
○つつましき祖母の炊きたる今年米
■講師コメント
戦後70余年の日本は食べ物が溢れ、お金さえ出せば何でも
手に入る〈飽食の時代〉と言われて久しい。
作者のおばあ様は明治生まれであろうか。物のない時代を質素に地道に
生きぬいた女性である。
この句には、採れたての新米をいただくことの尊さが言外に滲み出ている。
竈土で炊き上げられた今年米であれば尚のこと、美味しかったにちがいない。
○新米の御飯に添へる香の鉢
■講師コメント
この場合の「香」は漬物の意。へたなおかずはいらないという作者。
ずっしりとした「香の鉢」と新米の輝きがうれしい。
○奉納の琴たんたんと無月かな
■講師コメント
観月会だろうか。
お琴の奉納も滞りなく行われているが、空は曇ったまま名月はどこへやら。
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